アパレル期② 初店舗

初めての配属された店舗は、通勤時間1時間の電車で1本のデパートでした。

新卒は私を含めて3人。
それぞれに教育係が付きました。
(男同期には男店長、女同期には女リーダー、私には女副店長)

初出勤日に何かしら売らないといけないというプレッシャーに押しつぶされながら
女の副店長の「GO」サインで女性のお客様の所へ向かいました。


第一声は何て声かけるんだろ・・

頭が真っ白になりました。でも引き返すことは出来ません。


「いらっしゃいませ。」
このあとは何を話したか覚えてません。

私のつたない接客でしたが、お客様は白のニットを購入してくださりました。


初めての声かけで、売れて褒められて凄く嬉しかったのを覚えています。


接客して売ると個人売上になります。
月予算と当日予算を取るために店舗にいるスタッフは全員接客をします。


目標を頑張って達成させよう!と意気込みますが
そう簡単にはいきません。


何度か接客で売れるようになった頃。
お客様と会話が弾み試着室へご案内しているところで

「やっぱり、先程の気になってましたか?」と前から女副店長がやってきました。

どうやら女副店長が最初に声かけて一旦離れてたお客様みたいでした。


そうか。最初に声かけた人に接客を代わるのか。
じゃあ今度は誰も声かけてないか気にしながら接客に入ろう。


女副店長は「売れる販売員」として上司から認められていました。


私は、接客のノウハウを見て学ぼう。出来る上司に教えてもらえる!とワクワクしていました。


つづきます。